2011/07/30

高大連携での指導と演習

 昨年度から高大連携を担当し、私の研究室で高校生を受け入れています。いよいよ今年度は、研究室等で学んでいく期間になり、729日から84日まで大学の研究室で学んでいます。府立大学に最も近い高校である洛北高校が高大連携での担当高校で、第一日目では、午後からその生徒さんたちを京都府立植物園へ連れて、演習をしてきました。

 今回受け入れた2年生の生徒さん達には「京都の都市の生態系」について学んでもらおうと思っています。京都市は、ほかの政令指定都市と比べて色々と面白い空間が広がっています。コンパクトに流れる鴨川や高野川、御所や糺の森のような緑の空間、豊かな街路樹、街の周りには北山や叡山など山にも囲まれ、街の生態系を考えていく上で、生徒の皆さんには興味深いことがたくさん出てくると思っています。

 生徒の皆さんには、実際に現場で見ることで、都市内には、自生や人によって植えられた植物があり、また生息や飛来する鳥類、昆虫類が見られますし、河川には、爬虫類や両生類、もちろん魚類も多く確認できます。実際に見る事を体感してほしいと考えてフィールドの演習を毎日行うことにしました。机上で理解する点、実物を見る点、それぞれを合わせることによって、学習に対して大切な要素となるだろうと考えています。

京都府立植物園での演習