蘇州には数多くの古典的な庭があります。いわゆる古典的園林です。写真の耦園もその一つで、世界遺産に数多くの庭が登録されているのでも有名です。
日本の庭とは似ているようですが、いろいろな点で違いも多く、見るたびに勉強になります。今回は、手元にある図面をもとにこの蘇州の園林を見て回ることにしました。平面の図から色々なものが見えてきます。
写真の真ん中に丸いものがありますが、これは井戸です。蘇州は町中に運河が流れ、水郷の街ではあるのですが、町の中の住宅街にも井戸が多く設置されています。もちろんこの園林の中にもです。濃紅色の建物と灰色の太湖石の色味の取り合わせが景式の変化を作り出しているように思えます。
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耦園 |