2012/03/30

神戸旧居留地の空


 年度末になり、あわただしいのですが、もう着実に春の雰囲気が出ています。この時の神戸の空も青空で、すがすがしい位、明るい雰囲気でした。

居留地の空

2012/03/29

蘇州の園林・芸圃

 民家の中に埋もれているような感じです。芸圃に行くまでに細い路地を歩いて、人に道順を聞いて、やっと到着しました。園内に入ってその大きさに感嘆しました。加えて、庭の作りがとても美しいのです。繊細な場所もあれば、大胆な作りの場所もあり、見せ方がとても楽しいのです。作庭の美しさが見られる庭です。

 どう講義で使おうかと、見せ場が多いので、悩みながら図面に落とし込んでいきました。

芸圃


2012/03/26

蘇州の園林・倉浪亭

 倉浪亭は、蘇州の園林の中で最も古い庭園です。この庭の最初は、唐代に作庭が始まったと言われています。非常に古い庭園の形態をしていますが、手入れがとても行き届いています。

 ここでも空間の切り取りが、とてもユニークにされています。簡素な空間を作り出しているさまは、庭そのものを「見せる」参考になるデザインです。


倉浪亭

2012/03/23

蘇州の園林・網師園

 この網師園の庭園は、世界遺産としても有名な庭園です。庭の中を歩くたびに変化を作り出してくれている空間配置が素晴らしいです。私は、その中でも写真のような、切り取られているかに見え、それでいて手の届きそうな、庭の景観が素晴らしいと思いました。ガラスと円系の木枠と幾何的な木枠の配した空間分断が、分断とは思えない何かしらの雰囲気を微妙に保っていると思えるのです。

 線の細い中での庭とこちら側の空間デザインの秀逸さは、見る人にその影響力を導いているような感じを受けます。

網師園

2012/03/22

蘇州の園林・耦園


 蘇州には数多くの古典的な庭があります。いわゆる古典的園林です。写真の耦園もその一つで、世界遺産に数多くの庭が登録されているのでも有名です。

 日本の庭とは似ているようですが、いろいろな点で違いも多く、見るたびに勉強になります。今回は、手元にある図面をもとにこの蘇州の園林を見て回ることにしました。平面の図から色々なものが見えてきます。

 写真の真ん中に丸いものがありますが、これは井戸です。蘇州は町中に運河が流れ、水郷の街ではあるのですが、町の中の住宅街にも井戸が多く設置されています。もちろんこの園林の中にもです。濃紅色の建物と灰色の太湖石の色味の取り合わせが景式の変化を作り出しているように思えます。

耦園

2012/03/09

東京王子の飛鳥山


 東京の王子の飛鳥山に行ってきました。まだまだ桜も時期ではないのですが、葉の落ちている冬の公園をみることは、公園内の小道など、映えてくるように見えてきます。路面電車もそばを走るこの飛鳥山、古くは、吉宗の頃の桜の植栽でも有名な公園です。古い町には、その土地の歴史がとても面白く、土地それぞれに歴史を蓄積しているのだと改めて、思いました。


飛鳥山の公園

2012/03/05

明治神宮の森

 今日は、明治神宮の森で色々と説明を植生の先生方にしていただきました。東京在住時の時には、個人的に見学をしていましたが、今日は細かく説明していただき、多くの知識を得ることが出来ました。卓上である程度は学んでいたはずなのですが、やはり現地で話を聞いて、その内容を細かく実地でみることで、得ることが大きいのだと実感します。


 現在、調査している大阪吹田市の万博公園調査の一環で、今回、明治神宮の森へその参考にするために行ったのですが、あいにくの大雨。しかしこの雨は、植物にとって、重要な水です。都内が乾燥してきている中、雨の存在は、大きいものです。緑を取り扱う上で、現状がどうなのか、降水や気温、乾燥度合はどうなのかを良く考える必要があります。明治神宮の森は、平成32年ほど経つと造成、植林して100年経ちます。緑が100年経つとどうなるか、楽しみです。

明治神宮の森

2012/03/04

賀茂川の増水と生き物

 北大路大橋での賀茂川の光景です。雨が降ると、思ったより増水して、河川敷の公園の空間が、水に浸ってしまうことがたまにあります。雨が止んだ後、北山の連山より多くの水が流れてきますので、水が浸ってしまうことがあるのです。こう行った時、生き物の生息の場としての賀茂川の役割はどうなのだろうかと、よく思います。この撮影した時には、カモ類はどこかに避難していました。生き物は生き物なりにどこかで避難しているのでしょう。水の中が気になりますが…。

雨が降ると増水します

2012/03/03

御池桜


 京都の御池通に御池桜が植えられています。丁度、今日のひな祭りの日には、ほぼ満開でした。暖かくなったような、まだ寒さが少し残っているような、今日でしたが、桜はきれいに咲いていました。桜色の明るさが、この桜の花が咲いている空間だけ、暖かく感じました。植物の存在と、色彩の力だと思います。

御池の桜です

2012/03/02

街路樹の鳥の巣

 この時期の街路樹を見上げてみると、色々なものが見えてきます。例えば、鳥の巣。この写真はハシブトガラスの巣です。春を過ぎていくとカラスが営巣を始めだします。どこに巣があるのだろうかと思っていたのですが、葉が完全に落ちている時期だからこそ見つけ出せる「巣」です。春になるとこの巣を補修し、営巣をするのだろうかと思うと、寒々しい街路樹の光景も少し楽しく思えます。

 京都の堀川通りの街路樹の巣ですが、これだけ車が通っていても、生き物はその環境に順応させていきます。私たち以上に、環境に対しての順化が、生き物たちの方がうまいのかもしれません。都市の生き物を今も継続して調査していますが、何かしら見いだせていければと思います。

堀川通の鳥の巣

2012/03/01

府庁前の夕焼け空

 京都府庁の横あたりから撮影した夕焼けです。この時期の空は、透き通るような、それでいて時間が少し変わっただけで、少し霞を得たような空が広がります。寒いような温かいような、この時期は、空そのものが、色々と表情を変えていくので、見ていて飽きない空の空間です。


空の色・夕焼け