2015/10/30

堀川通の街路樹

 錦秋に近づく京都の街路樹光景です。二段階剪定の美しい街路樹の街路が続きます。京都のもう一つの美しい光景です。

錦秋街路樹

2015/10/29

現在の梅田貨物駅跡地

 この旧梅田貨物駅跡地は,大阪の都心に唯一残された広大な空き地です。24haあります。現在は草原的な感じなので,私はこういった荒涼とした風景が好きですが,ここに広大な建築物と緑化空間が13年ほど後には完成しているそうです。ランドスケープをしている身にとっては,とても気になるのとわくわく感がつい出てしまいます。普段入れないこの空間ですが,入らせてもらってはじめてこの空間の広さを実感しました。既にコオロギ類が生息しており,この子たちにとって今では一時的な都会のオアシスになっているようです。不思議な気がします。人の力で変化した空間に小さき生き物たちの生息の場所を自分たちで得ていくことは,とても不思議です。

広がる草原地

2015/10/26

圓通寺庭園と景観

 大学院の演習で今年も圓通寺さんにお邪魔しました(いつも有難うございます)。平庭式枯山水庭園の向こう側に広がる叡山の借景が美しい庭園です。毎年何度か来ますが,定期的にはこの時期の大学院の演習で必ず来ています。見ていく中で同じとした景観を見られないのが,借景庭園の面白さです。叡山の風景が刻々と変化しています。その風景の様を見るのは楽しいのですが,周辺環境の変化はどうもいただけないものも多く,悩ましいことが山積しています。
 圓通寺周辺の土地区画整備事業から居大きく変貌した景観の様相は,なかなか難しい直面になってきていると思いました。「たてもの」が増えてしまい,そのデザイン,素材の様相に残念なが,調和とはいいがたいものが見受けられます。新規に作られる構造物とその周辺景観との調和は難しい時代になっていると,この地に来るたびにつくづく思うところです。それぞれの経済的な問題や美的な感覚の問題もあり,すぐに解決できる話ではないのですが,京都の市中でもこういった様相に直面しています。ほんとうに難しい問題です。
 この演習を通じて,学生達にはそういった目を持ってもらえれば,演習の甲斐もあるのではないかと思っています。
 
今日は寒いので,庭は凛としています

2015/10/23

廃線活用の緑道

 兵庫県明石市や播磨町から加古川市にいたるところにかつて別府鉄道が走っていました。がったん列車と言われていたそうですが,とてもかわいらしい列車です。廃線になったのは昭和591984)年。その後,その軌道跡には緑道が作られ,住民への憩いの空間になっています。こういった転用はとてもいいと思いました。ニューヨークの鉄道廃止の軌道跡を活用した例と同じです。こちらの別府鉄道の方が先駆的ですが。


保存されている列車です
軌道跡の緑道
 


2015/10/13

高野川のサギ達


 賀茂川と合流する前の高野近辺,御蔭通の橋からの高野川です。東横は下鴨神社の糺の森が近くにあります。高野の川は賀茂川より水質がきれいです(以前,水質調査した結果です)。その高野川にアオサギとコサギが,それぞれ石に乗っての採餌中の光景で,そこを写真に撮りました。この川はカワムツやオイカワなどの魚影が濃い所ですので,よくサギ類がたくさん確認できます。

二羽います
 

2015/10/12

秋のモミジ

 下鴨神社は賀茂御祖神社といいます。境内には多くのモミジが見られます。今の季節は,まだ色づいていません。少しだけ離れたところにある岡崎の無鄰菴では,モミジが色づいていましたが,今年は早いのではなく,夏の雨の影響が有るとの事でした。ここの下鴨神社の境内のモミジは夏雨の影響は見られず,いつもと同じ季節感です。

緑がまだ色づいていません

2015/10/11

秋のお祭り

 吉田神社の今宮社神幸祭です。10日は夜9時ごろまで賑やかな声が響き,太鼓の音も勇壮です。地域に根付いたお祭りはこれからも続いてほしい日本の秋の季節の光景です。文化や伝統が色濃い神社のお祭りですが,人文,社会環境として,こういったこともランドスケープの大切な要素だと私は思っています。

暖かいあかりです

2015/10/05

空と雲

 吉田界隈の光景です。空の青色と雲の線がとてもきれいな光景だと感じました。秋晴れの空です。

空の青色と白色

2015/10/04

高野の光景

 中秋を過ぎて,晩秋に向かう手前のこの時期の夕焼け空がとてもきれいです。高野の川面に夕闇が映り込み,空が暗茜と移って行くこの時間帯を見るのは,私にとってとても好きな光景なのです。久しぶりにこういった景色をみることができて,日本の京都にいることを実感できます。
 
茜色です