2012/02/19

京都の雪と青空

 今年に入って初めて、まとまった雪がこの週末にかけて降り、お寺の楼門にも雪が積もっています。雪のせいかもしれませんが、さほど寒さを感じるというわけではありませんでした。昨年に比べると寒さは厳しいものの、雪の量はそんなに多くないような気がします。雪の積もった町家の屋根やお寺の屋根を見ると、京都らしい空間が見え隠れしてきます。京都らしさは、ちょっとしたところに垣間見えるのかもしれません。


雪と屋根と青空

2012/02/17

京都の古いビルの中

 私は、子供のころから、古いノスタルジックなデザインに、惹かれていました。特に、高度経済成長の頃の作品には、何かしらのエネルギーをデザインから見出せそうな気もします。そういった空間にあるデザインされた物は、何とも言えず良いなあと思ってしまいます。写真の照明と観葉植物も昭和30年代から40年代のような雰囲気を今も醸し出してくれていて、表現が難しいのですが、惹かれてしまします。

 当時のデザインの楽しさ、躍動感をとても引き出してくれている感じの照明です。今のデザインにこれほどまでの躍動感を見いだせるのだろうかと、比較を良くします。今のデザインは機能的で良いものもたくさんありますが、もしかすると、非効率的な機能の中にデザインの美しさも潜んでいるのかもしれません。

観葉植物と照明

2012/02/10

光の春

 2月に入り、天候は良かったり、悪くなったりと不安定な今年ですが、天気の良い晴れ間は、まぶしいぐらいにきれいな青空と明るい太陽が見えてきます。とても気分もよくなる景色です。晩秋に葉が落ちて、これから春に向かうまでの間の枝だけを見せてくれるエノキも、その枝の合間から青い色の空を見せてくれている光景はとてもきれいです。

 この季節の、それもこの2月の明るい陽射しと明るい青空は、1年の中でも私の好きな光景の一つです。「光の春」のこの時期は、とても楽しい季節です。

エノキの合間の青空

2012/02/07

梅の切花

 四条の花屋さんで蕾のままの梅を買いました。1日もしないうちに花が咲き始めました。部屋が暖かいのでしょう。一気に花が咲き、部屋のここだけが春の装いになってきました。外では、明るい光が差し込む時期になり、光の春の時期の到来です。この時期の太陽の明るさと透き通るような光の線を見ることが、私は大好きです。光の暖かさも良い心地持ちになりますが、明るさは、なんともいえません。その中で、家の中の小さな梅の花の明るさも、明るさを提供してくれています。いよいよ春に向かっています。

梅が咲きました

2012/02/02

堀川の京都の神社

 堀川通の今出川下るところに清明神社があります。安倍清明さんを祀っている神社です。周辺は、若干町家が残る空間で、この神社の境内に入ると、ぽっかりとした空の空間があり、良くわからないのですが、いい空間だなと思います。この神社は、毎日、参拝される方が多いのですが、この冬の寒い時期の夕方、さらに閉門時間近くなると参拝の方が少なくなります。たぶん、暗くなることと、寒いことから訪れる人が少なくなり、ほんとうに静かな空間が、ちょっとした時間帯にできます。隙間の時間です。

 こういった時間を体感できるのは、近場に住む人の特権かもしれません。観光客の多い京都だからこそ、住んでいるときに体感できるこのような経験は、得難いものがあると思います。

参拝の方もいない静かな時間です