Lab.of Landscape, wataru fukui's blog
ランドスケープでの生き物や景観、デザインなどもろもろについて書いていきます。
2014/01/23
愛媛県の二神島の風景
造園学会で進めているランドスケープ遺産での調査の一環で愛媛県松山市沖にある二神島に行きました。事前に調べていったのですが,やはり,行ってきて良かったと実感しました。色々なランドスケープの空間がそこかしこに見ることが出来たのです。島の文化がとてもよく根付いた空間で,瀬戸内にある私の田舎の島と同じように穏やかな時間が流れていました。
今回の調査で気になったものがいくつか見られましたし,興味をひかれるものもありました。また整理して,学会に提出しようと思います。
この二神島では,集落内のいくつかの家屋には住み手が居なくなっている所もあり,そういった家は,どうしても壊れて崩壊してしまっています。壊れてしまった家屋もある中,きれいに修復している家屋も混在し,まだまだこの島は元気さのある可能性も感じました。時間を作ってもう一度来ようと思う島です。
二神島の集落です
2014/01/12
ランドスケープの設計実習の図面
環境デザイン学科の後期(秋学期)演習として「環境デザイン実習Ⅵ
B
」を一人で担当していますが,昨年と同様に今年も図面の展示をしています。この演習は,ランドスケープの設計を行っている授業です。今回は,住宅庭園,街区公園,商業空間のオープンスペースを設計しています。
受講生が少ないのですが,少数の受講生であることが,細かく指導できるので逆にいいのかなとも思う所です。展示は,本学
1
号館
1
階のロビーで
2014
年
1
月
17
日まで展示しています。本学へお越しの際は,是非学生さんたちのランドスケープの図面を見てあげてください。良い出来だと思います。
1号館1階ロビーに展示中です
2014/01/05
建勲神社のお供えと日本のデザイン
この建勲神社には,鳥類と神社林の調査でお世話になった神社です。神社の社殿を写真で撮るのは失礼だとは思いましたが,鏡餅の配列の美しさについ撮影してしまいました。とても美しく整然と置かれています。この建勲神社の境内は,いつ来ても凛とした空気があり,境内もきれいに掃き清められています。参拝に来た人も落ち着いた感じを受けるのではないでしょうか。
鏡餅の配列やそのお餅の大きさ,バランスなど日本的な感じをとても出してくれていると思いました。美しい日本の空間がそこにあるようです。外国の国々にもそれぞれに美しい空間があります。そう考えると日本では,神社の境内がその中の一つに入るのでしょうね。
垣も美しいです
2014/01/02
初詣と神社
京都の街中には多くの神社仏閣が有ります。私住んでいる町内では,だいぶ離れているのですが今宮神社の氏子になるのだそうです。もちろん今宮さんへも行くのですが,毎年行っているのが護王神社で,今年も行ってきました。舞台の周りには美しい提灯が吊るされ,とても幽玄な感じを受けます。この神社では,色々とお世話になっていまして,昨年までゼミ生が神社林と鳥類との関係を調査していました(「
京都市における神社林の鳥類分布と環境条件との関係
」)。御所の横ということで,連続した緑の豊かな空間が残る地区ですし,とても大切に神社林が守られています。京都の中でも人にとって(もちろん鳥たちにも)落ち着いた神社です。
きれいな提灯です
2014/01/01
お正月
いよいよ新しい年になりました。今年も私の京都の家では,床の間に十二支の掛け軸を掛けて,その掛け軸の前には,備前壺を置いて南天を生けています。「難を転じて福となす」というように,京都の町家のそこかしこに南天がたくさん見られます。
皆さんにとって本年が,
良い年でありますよう。
南天のいけばなです
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