2016/01/27

糺の森とイカル

 冬の寒い時期に入ってから,糺の森には多くの鳥類が観察されやすくなりました。ニレ科やアサ科植物の葉が落ち,疎林状態だからこそ観察しやすいのですが,現在,大径木ではクスノキが半分ほど占められ,繁茂していることから,徐々にニレ科やアサ科植物中心であった糺の森本来の形にはなっていないのも残念な事です。

 毎日見ている糺の森ですが,ここ最近はイカルの大群が押し寄せています。昨年も多かったのですが今年はそれ以上,2倍以上増えている感じがします。今は500羽から400羽程度いるのではないでしょうか。落ち葉の上をカサカサ動き回り,採餌に必死です。観察してみると,人が動けば大変警戒するもの,じっとしていれば意外と近くまで採餌によっても平気なようです。かわいらしい鳥です。

糺の森での発掘現場とイカル

2016/01/20

雪だるま

 朝の下鴨神社のお御籤を引く場所に,雪だるまが置かれていました。今年,初めて雪の積もった京都での一コマです。ほのぼのとする感じを受けます。雪なので一期一会な光景で,いづれ溶けてしまうのでしょうが,こういった所でおみくじを引くと良い卦も出てきそうな気がします。ちょっとした事なのですが,とても楽しい光景です。

楽しい光景です

2016/01/13

研究室の植物

 私の研究室の部屋には,幾つかの植物を置いています。写真の真ん中にあるのがフチベニベンケイ(Crassula ovata)です。福岡在住中に何となく一番小さい鉢を購入し,京都へ持って来て,それが10年程度を経てここまで大きくなってきています。途中に枯れそうになりつつも,鉢を変え,土なども変更し,日当たりも移動させたりすると気が付けばどんどんと大きくなっていきます。乾燥気味が良いようです。はじめ小さかったのが気が付けば存在感を持つような感じになってきたので,まだまだ大きくなりそうです。

ひかり

2016/01/11

祇園のえべっさんと四条大橋

 四条大橋を練り歩く八坂神社蛭子社の祇園のえべっさん,七福神です。私も毎年参拝に行きますが,町の空間とこの蛭子社はとてもしっくりした感じになっています。参拝客の熱気がそう見せさせるのかもしれません。
 学生の就職を担当したり,見たりしていく中で,ここ数年来,景気が良くなりつつあるのかもしれない・・・と思いつつ,人によっては毎年不景気だという方もいて,人それぞれに景気の掴み方が違います。そのような事を少し考え,八坂神社蛭子社へ行くと,大勢の人がお参りを一生懸命され,帰りにお社の横をドンドンと叩かれている光景を見ると,神頼みとはいえ,地元に密着したお社だと感じます。商売を生業にしている訳ではない私も,学生たちの就職の事もあるので,日本にとって良い景気の1年であるよう参拝をしました。

 写真の七福神の練り歩きの向こう,四条大橋の北方にある北山の連山が今年,この時期でもまだ雪が積もっていないことから,青々としているのがなんだか不思議な気がしますが,山のスカイラインと,鴨川や高瀬川の流れ,そして南座などの文化の豊かなこの四条大橋界隈の雰囲気は,京都らしい空間の一つです。

 ランドスケープとして見てみても,時間をかけた豊かな空間を作り上げている場所です。空間を学ぶ上で,大変面白い場所でもあるこの四条界隈ですが,昨年には歩道幅も広がり,いよいよ変化が大きくなっていくのではないかと期待もしています。今年1年は日本にいることの方が多いので,京都の四季をしっかり見る機会になれそうです。
 
練り歩きです

2016/01/02

神龍社

 吉田神社にある神龍社へ。地元では百段さんと呼ばれているそうです。石段が続くこの小さなお社は,正月夕方の陽に当たって大変綺麗です。
 
長い階段です