2015/07/31

厦門の緑 28 杏林湾の水辺空間

 住んでいる杏林湾の緑地は現在整備中で,今年中には整備が終わりそうな勢いで植栽,施工などどんどん進められています。それに合わせて周辺の構想建築物も同時進行で進められていますが,中国のこの施工スピードには驚くばかりです。この杏林湾沿岸の親水空間には生態的にも配慮した空間を作っています。写真は,ヨシを配した空間の一部です。ここにはムシクイ類がすでに生息していました。今の中国では,こういった空間を作ることが多く,「生态文化」といった単語で表現されます。まさしくその通りです。

生態文化空間

2015/07/30

厦門の緑 27 公園の園路

 厦門の公園の園路は,中国的な「舗地」が施されているものがあります。写真は大きめの玉石を使った舗地です。歩きにくいといったことは有りません。

丸い石です

2015/07/09

厦門の緑 26 マンゴーの街路樹

 厦門市内にはマンゴーの街路樹が沢山あります。小ぶりのマンゴーが今の季節,実をつけて急に落ちてきます。運悪く当たる人もいるかもしれません。この実,私はまずいとばかりおもっていましたが,それは勝手な思い込みでした。貰って一つ食べてみると,日本で食べられない濃厚な味です。とても甘くておいしいのです。百聞は一見に如かずとはよく言ったもので,小ぶり,青い,堅そうといった見た目の「思い込み」で「まずそう」と脳が勝手に変化し判断していたようです。今では,小ぶりでも,青くとも,柔らかく,実は甘くておいしいといった認識に代わりました。
 ただ,マンゴーはウルシ科ですので,果皮や樹皮の白い樹液が付くと弱い人にはかぶれてしまいます。私はかぶれてしまったので,成っている美味しそうなマンゴーを見ても,触れそうにありません。公共の街路樹ですから勝手に採取してはいけないのでしょうが,地元の人は,盛んに採取する人を良く見かけます。そしてそれを売るそうです。すごいですね。

 マンゴー(芒果)街路樹は,初めて経験する本当に美味しいエディブルランドスケープです。

マンゴーの樹

2015/07/08

厦門の空間 7 雨上がりの風景

 家から見る朝の厦門北駅方向の風景です。北西の方向になります。厦門では,毎日ではありませんが雨が夕刻辺りに降り,雨があがると少し水墨画のような景観が見えてきます。現代的な高層建築群ですので,山水風景とはいきませんが,遠方の山がとてもきれいに見る事が出来ます。

 現在の中国では,ほぼどこでも同じように見られる高層建築物の景観ですが,今の学生さんたちにとってこれが中国の景観です。

遠くに山が見えます

2015/07/07

厦門の空間 6 清朝末期の景観

 胡里山砲台(胡里山炮台)は,光緒帝の清朝末期に造られた砲台です。現在でも丁寧に保存された史跡です。こちら厦門では清朝時代の面影が殆ど無いような気がしています。この砲台が唯一の残り香かもしれません。ここは,史跡部分が,だいぶ改変されているのが少々残念ですが,砲台などは丁寧に保存維持されており,加えて,散策の為の緑もうまく配置されています。

砲台

2015/07/06

泉州の空間 7 占い

 開元寺の大門辺りに占い屋さんが陣取っていました。ただ,お昼の為か,暑いからか,席をはずしていました。日本でも中国でも占いで聞く内容はほぼ同じなのだなと思いました。

日本も中国も同じですね

2015/07/05

泉州の空間 6 路地壁

 路地の壁です。石と煉瓦で組まれています。地震が少ないからこういったデザインになっているのかもしれません。アンバランスのようで,バランスが取れている壁面です。

中々ユニークな壁面です

2015/07/04

泉州の空間 5 細長い路地

 一直線に続く路地です。この夏の暑い時期に,日中歩く人はあまりいません。私も歩きたくない状況です。朝か夕方になると良い散策路になるのでしょうが,12時前後の夏のじりじりした状態では,避ける日陰もないので,歩くには厳しい路地といえます。

暑そうです

2015/07/03

泉州の空間 4 路地と樹

 路地の真ん中に樹があります。大事にされているようで,この樹の下の横あたりに,木陰になる場所に石で作った座る物が有りました。恐らくこういった場所で,皆さん夕方などに歓談するのでしょうね。樹の形が大変ユニークで,なんとも楽しくなるような空間です。

夏には良い木陰です

2015/07/02

泉州の空間 3 路地

 古い路地の空間です。意味がよくわからないとても大きなシマウマのペイントがされています。ここは開元寺という中国国内でもとても古く由緒のあるお寺を中心に,古い町並みが残り,保存されている路地空間です。ここの空間には,路地がいくつもあり,人の生活感が残りつつ,中国で今,減少続けている古い町並みを残しています。こういった路地の光景は,文化を残す意味でも大変意義あることです。ただ,こういった空間に来た折によく目にするのは,壁芸術・ウォールアートペイントです。北京の胡同でも良く見かけました。もちろん,日本でも同じです。京都の中でも同じような光景を見かけます。

 なぜここにこういったペイントがあるのだろうとつい考えてしまいます。描いた人はアートのつもりなのでしょうが,お寺を中心とした空間で果たして適切なのか,芸術とは何か,これは独りよがりの芸術か?考えるきっかけを提示してくれています。少なくとも保存されている空間には相応しくないのではないだろうか?と私は考えましたが,押し付ける考え方はしたくないので,恐らく答えが有りそうで無いと言うものかもしれません。景観は変化するものですから,こういった物も有って良いのかもしれません。とはいえ,無い方がすっきりと昔の景観が見えますので,現状では相応しくないと言えるのではないでしょうか。

 ここは,泉州市人民政府により保存された空間の一部です。こういったことは,都市の景観に対して今後行政が,どう取り組んでいくのか?になっていくのだろうと思います。

縞馬がいます

2015/07/01

泉州の空間 2 アールデコ

 アールデコ調の建築です。民国時代のようですが,非常にきれいなエッジをしています。こういった建築が,中国ではふっとした際,見かけることが多いです。建築と町並みの空間の美しさを感じました。

気が付けば,中国生活も残り1か月となりました。出来るだけ今の中国をお伝えできればと思います・・。

アールデコ建築