2023/10/21

虎ノ門ヒルズでの緑化

 訪れて,視覚的にも緑が多いと感じました。住んで居た時から感じていましたが,東京は緑が視覚的に多い街です。起伏のある地形であること,坂があって,その上下に緑が見られたりすることでの視覚的な緑の多さに感じるところです。ここ虎ノ門ヒルズ横の愛宕一丁目緑地からレジデンスタワー側を見ると,緑の階層が見て取れます。カスケード(滝)も見られ,ここで働く人の休む事のできる場を提供しているようです。緑の階層,重層がボリューム感を出しています。こういった緑の活用は,飛来する鳥類にとっても休息できる場を提供してくれそうです。特に,横に隣接している愛宕山,愛宕神社からの緑の動線は,緑のコリドー(回廊)としてこの麻布台ヒルズへ繋がっていることから,鳥類の生息の場としても重要な役割を示すのではないでしょか。東京か近辺に勤務していたら,是非この場の定期的な鳥類の調査をしてみたい・・・と思う次第です。たぶん,モニタリングをしていくと面白い結果になるのではないだろうかと思います。東京勤務の元学生と相談して調査をしていきたいところです。

 最近できた麻布台ヒルズも同様ですが,こういった緑の植栽,活用はその後の管理も重要ですが,資本の大きな企業による構成であることは,継続維持が期待でき,都市の魅力を上げていく要素になるのではないかと感じています。

愛宕神社の鳥居

緑の重層化