2015/04/30

杭州の鳥 6

 マガモAnas platyrhynchos Linnaeus, 1758)とアイガモとの交雑種かもしれません。交雑の種名の判別は難しいです。

雁形目绿头鸭Anas platyrhynchos)?

2015/04/29

杭州の鳥 5

 西湖は,風光明媚な景観の美しい湖です。古くから中国の文人墨客に親しまれた親水空間でもあります。この西湖は,生き物が豊富にみられます。その生き物の一つに,ゴイサギ(Nycticorax nycticorax, Linnaeus, 1758)が見られました。中国名では,「」,英名は,「Black-crowned Night Heron」どちらも「夜」に関わりがあります。日本では,「五位鷺」ですので,官位を持つ鳥です。国によって同じ鳥でも見方が違いうなと感じました。ゴイサギは,賀茂川でもよく見かけますが,ここのゴイサギは,忍者宜しく網の上を器用に歩いています。

形目科夜(学名:Nycticorax nycticorax



2015/04/28

杭州の鳥 4

 カイツブリ(Tachybatus ruficollis Pallas, 1764)です。日本と同じ種です。西渓国家湿地公園内にいました。この湿地は,手が入りすぎている所とそうで無い所があります。手があまり加わっていない場所は,良い環境に見えます。観光客用にしている箇所は,少々もったいないような気がしました。そんな中,手があまり入っていないところではカイツブリなどの鳥類が結構見られます。


鸊鷉目鸊鷉科小鸊鷉(Tachybatus ruficollis

2015/04/27

杭州の鳥 3

 シラコバト(Streptopelia decaocto Frivaldszky, 1838)がいました。遠目の写真で露出が暗くなっています。最初はキジバト(Streptopelia orientalis Latham, 1790山斑)かと思いましたが違いました。中国にはもう一種類,キジバトに似たカノコバトStreptopelia chinensis Scopoli, 1786)がいますがそれとも違いました。後ろにハッカチョウがいます。ちなみにシラコバトは,日本では絶滅危惧IB類(EndangeredEN)に指定されています。

形目鸽鸠科灰斑Streptopelia decaocto

2015/04/26

杭州の鳥 2

 杭州で有名な場所は西湖(Xī Hú)です。ここは多くの生き物が生息しています。西湖周辺には緑地が広がり,生物の生息地として良い環境を保っています。このハッカチョウ(Acridotheres cristatellus Linnaeus, 1758)は,この西湖でも多く見かけます。日本では外来種ですが,こちらでは普通に見かけ,声もきれいな鳴き声ですので,周りの環境とよく合った感じを受けました。生き物の生息環境の「場」のことは大切です。

雀形目椋科八哥Acridotheres cristatellus

2015/04/25

杭州の鳥 1

 杭州は日本とよく似た気候ですが,鳥類は違います。このシロガシラPycnonotus sinensis Gmelin, JF, 1789)は,日本でも見られますが,沖縄で食害鳥として,生息しています。人為的に持ち込まれたもので外来種です。杭州では普通に生息しています。
 
雀形目科白头鹎Pycnonotus sinensis


2015/04/24

厦門の鳥 10

 大学の敷地内の小川にバンGallinula chloropus Linnaeus, 1758)を見かけました。学生が多い中,気にせずに採餌していました。大学の環境がバンにとって居心地がよいようです。

形目秧科黑水Gallinula chloropus

2015/04/23

厦門の鳥 9

 遠目の撮影なのですが,ウスリームシクイ(キタムシクイ:Phylloscopus tenellipes)のような感じがしました。
 
雀形目柳莺科淡脚柳莺Phylloscopus tenellipes


2015/04/22

厦門の鳥 8

 厦門市集美区には大きな湖があります。この厦門は,島の方が都市発展してきていましたが,都市の膨張に伴い,島を超えて周辺域でも開発が進んでいます。その一つが,この集美区です。湖の周りは生態的にも面白そうな空間があります。こういった小さな生態系については,中国で無視されがちですが,そういった空間に研究の視点を合わせてみると以外にも面白いことが見えてきそうです。写真は日本にもいるコサギ(Egretta garzetta Linnaeus, 1766)です。こういった鳥類がいるのは,生態系を探る上でも重要な要素になります。

形目科小白Egretta garzetta

2015/04/17

厦門の鳥 7

 散歩中にシマキンパラ(Lonchura punctulata Linnaeus, 1758)を見かけました。文鳥と同じような鳥です。少し荒地の場所で見かけましたが,なかなか動きが早い鳥です。

是雀形目梅花雀科斑文Lonchura punctulata

2015/04/16

厦門の鳥 6

 厦門にはメジロが2種見られます。一種は,红胁绣Zosterops erythropleurus Swinhoe, 1863)と,もう一種は,日本で見られるメジロ,绿绣Zosterops japonica Temminck & Schlegel, 1845)です。ここでは,红胁绣が多く見られますが,少し小型の绿绣も見られます。鳴き方は,異なります。

雀形目红胁绣Zosterops erythropleurus

2015/04/15

厦門の鳥 5

 このシキチョウ(Copsychus saularis)は,森林や耕地に生息する鳥類で,ここ厦門の集美地区でよく見かけます。声がきれいな鳥です。ここ集美地区は,開発中の環境です。周辺には耕作地も少し見られますし,開発中の土地造成が広大に見られます。いわばかつての日本の吹田市の千里ニュータウンや神戸市西区の西神ニュータウン造成中のイメージといったところでしょうか。そういった環境であることが,シキチョウの生息環境を担保しているのかもしれません。この鳥は日本では生息していないので見る事はありません。

雀形目鹊鸲Copsychus saularis

2015/04/14

厦門の鳥 4

 ヨシ原のある空間には生き物が多く見られます。その中でもある程度頂点に近い生物として,このタカサゴモズ(Lanius schach)が見られます。日本では見かけないモズです。精悍な顔立ちです。縄張りもあると思いますが,近接して何羽か確認できました。縄張り意識が日本のモズとは若干違うようです。

雀形目伯棕背伯Lanius schach

2015/04/13

厦門の鳥 3

 今住む生活の場の周辺は,湖があり,親水空間として設計されています。水景が作られた場所です。水際にはヨシが植えられており,生態系にも配慮されています。そういった環境では,さまざまな生物が生息しています。周辺の植生との関係性がある鳥種にとっては貴重な空間の創出にもなっているのです。写真は,ウグイス科の一種の树莺Horornis fortipes)です。黄河以南で見られる鳥類です。ヨシに掴っていました。

雀形目莺科强树莺Horornis fortipes

2015/04/12

厦門の鳥 2

 今の時期は,多くのツバメ(家燕 Hirundo rustica)が飛び回っています。日本のツバメと同じ種です。今,私が住んでいる場所は,水辺環境が豊かな場所で,昆虫類も多く見られます。そういった環境でもあるためかツバメを多く見る事ができます。


雀形目燕科家燕 Hirundo rustica

厦門の鳥 1

 厦門には多くの鳥種がみられます。今回の調査で少し見ていければと思っていましたが,思ったよりも多くの鳥種が確認されました。中でも,鸦科Pica pica)。日本で普段見かけるカラスは殆ど見られず,このカササギは確認できます。日本で見るカササギより若干小さめの大きさの鳥です。

雀形目鸦科Pica pica