2014/03/21

元町の春

 毎年,この時期の神戸・元町商店街に来ると,一足早い春を見せてくれます。いつもながら,もう木蓮が咲いていました。もう春です。

夕方の元町です

2014/03/14

うえのの桜まつり

 まもなく上野恩賜公園が桜できれいに色づきます。公園の入り口にある桜は,毎年早く咲くのですが,今年もちらほらと咲き始めてくれていました。桜の花の一番良い季節に上野へは行けそうにはないのですが,先走りとは言え,桜の花が見られたので,厦門から東京成田で乗換して良かったと思いました。

上野の桜を見ると,いつもながら良い気分になります。そして,上野に来たときには,みはしの「あんみつ」をつい食べてしまいます。東京育ちの祖母も若いころに食べていた同じ「あんみつ」ですが,祖母からこの街並みのこともよく聞かされていた上野,御徒町の風景とのつながりは「あんみつ」にもあるなと食べながら思いました。

風景は見るだけではなく,食べ物にも大きくかかわっているのだと思います。私にとって,上野の桜は見る,あんみつは食べる,その二つの記憶はとても大切なものかもしれません。
 
公園入口の桜です
少しだけ咲いています
 



2014/03/06

雪化粧の大文字

 3月に入りましたが,三寒四温です。今日は朝から雪が降り,大文字山も雪化粧となっていました。京都の四季を感じる瞬間です。

説京都らしい風景です

2014/03/03

博多の元寇資料館

 福岡県庁前の東公園に元寇資料館があります。東公園の調査後,博多を出る前に時間が有りましたので元寇資料館へ行ってきました。福岡の筥松に住んでいたときには,職場へ自転車で行く際,よく横を通っていまして,資料館があることも知っていましたし,東公園で鳥類調査をしていたので見知っていたのですが,実際入館したのは初めてでした。

 資料館に入って,認識を新たにしました。今まで私が高校や中学の社会の歴史で学んできた「元寇」とは一線を画していたのです。私が学んで来た当時は,「台風」によって元の軍隊が壊滅的になった,もしくは,台風である「神風」とよばれるものが元の軍隊を二度も撃退したといったのが当たり前だと教えられてきました。それも一つの要素ではあるものの,それだけではないとのことのようです。あの当時の日本人が守るべきものを必死に守ろうとして動いていたこと,すごいことだと思いました。どちらも史実として正しいのだということを新たに認識しました。

 歴史を直視して学ぶことは,私たちのこれからの生き方にも直結することですし,しっかり見据えることが必要だと認識を再度新たにしました。特に,一方的に教諭が教えることを信じてしまうのは良くないなと思います。小学校や中学校の時に,間違ったことを教えられたこともあり,大学で学んで,初めてそれが間違いだったということが分かったことを思い出しました。

 私は,教育をしている身ではあるのですが,多角的な視点は必要だと強く思っています。ゼミ生や学部,院の学生さんたちへも,常々それを言っているのですが,気持ちを新たにして,そのことをよくよく言っていきたいと思いました。私も間違ったことを言っていると思いますし,決して一方的な視点は,良くないものなのです。ランドスケープを学ぶ,仕事にする人たちにとって,いつも考える必要な視点だと思いました。

楠の木の街路樹の横にあります

2014/03/02

福岡の緑地・百道浜西緑地

 久しぶりに感動しました。福岡の「百道浜西緑地(ももちはまにしりょくち)」。以前から行こうと思いながら,行く機会がなかったのですが,今回の公園調査の合間に行きました。やはり感動する緑地空間でした。この緑地は,博多福岡の粋な空間といえるのではないでしょうか。何よりも玉石の壮観な空間は,センスある日本的空間といわざるを得ないのではないと私は思いました。また,手摺も日本的な空間を作っています。ちょっとしたところに心憎い空間を作ってくれているのです。

 日本のランドスケープの新たな道を見た気がしました。この庭を,来週に厦門の華僑大学での講義でぜひ学生さんに伝えたいと思います。これが日本のランドスケープの美しさと可能性だと。