Lab.of Landscape, wataru fukui's blog: 4月 2013

2013/04/30

円山公園のシジュウカラ

　このシジュウカラ（Parus major）は，成鳥です。機敏に動き回っています。そして，黄色い何かをついばんでいます。芋のような気もしますが，必死についばんでいました。しぐさのかわいい鳥です。

何かを食べています

2013/04/21

夕日の切り取り

　休日，家の床の油引きをして，休んでいると部屋に夕日が差し込んできました。部屋の床にその夕日が反射し，光が流れるような感じで明るく部屋を照らしてくれています。カメラのシャッターを切って，光を切り取ろうとしてみました。なかなか上手くいかないものです。写真への光の写しこみ方は，何とも難しいものだと実感しきりでした。

夕日の反射

2013/04/18

春の賀茂川の生物調査

　今年も，まだ早いかと思いつつ，賀茂川での生物を今日，確認してみました。昨年度よりも水の状態はあまり良い感じではありませんでしたが，それでもカワムツの稚魚が今年も多く確認することができました。今回見ることのできた魚類は，カワムツとムギツク，ヨシノボリ（トウヨシノボリと思われます），ブルーギルの4種で，すべて幼魚のみしか確認できませんでしたが，久しぶりにムギツクが見られました。

　やはり気になるのは川床の状態です。河川工事の土砂が堆積している箇所が多く，2年前の河川の状態とはだいぶ変化しています。鴨川（賀茂川）は，都市に流れる河川ですので，降雨の際の増水の危険が非常に高く，それは仕方がないですが，早く元の石や砂利が目視できるような川床の状態に戻ればと思わざるを得ません。

都市内の豊かな河川です

2013/04/17

夕方の京都四条大橋界隈

　夕方に四条大橋たもとの南座から西に向かっていくときの一コマです。京都に居ながらなんとなくですが，モスクのような建築形状を見て，バングラデシュの夕暮れを思い出させてくれました。しだれ柳が日本らしさを出していますが，建築のシルエットだけなら何とも言えない景観を作り出してくれています。これは，京都の町の魅力の一つかもしれません。

　地元の神戸にいる時は，周りに様々な建築があったことから，街中が世界の建築博覧会のような感じを受けていました。それとは対称的に京都では，日本的な空間が多いと思いがちでした。一瞬の一コマが別の空間に見させてくれている様な感じを受ける四条大橋たもとの夕方でした。

ベンガルの夕焼けのようです

2013/04/16

御衣黄桜

　御衣黄桜と書いて，「ぎょいこうざくら」と読みます。京都東山の界隈で見かけました。桜の季節もほぼ終わりかけている中で咲いている桜の栽培品種です。緑に埋もれているような感じを受けますが，なんともきれいな花です。

日本の庭にあっている気がします

2013/04/08

　この時期，京都では桜の季節が続いていますが，街路樹や公園の樹木にも多くの芽が芽吹き，空間がとても新鮮に見えてきます。この紫明通は，その中でも良く植物の芽吹きが見えてくる場所の一つで，観察にもってこいの場所ですし，訪れる人やそこを歩いている人にとっても，良い空間を提供してくれているのだろうと思います。緑の空間は，町にとっての潤滑油の役割もしてくれています。これから，この写真の場所もどんどんと木々の緑が増えてくることでしょう。

だいぶ芽吹いています

2013/04/05

キャンパスのソメイヨシノ

　今，キャンパス内のソメイヨシノが散りかけています。空の青さとその夕日の光が，散りゆく桜の花びらに反射してきらきらと周りを明るくしています。今日のこの青空は，このソメイヨシノの花を，きれいな青いキャンバスとして描かせてくれている最後の日かもしれません。というのも，明日は嵐だそうで，一気に花が散り，その次の日には，淡い紅色の点描の敷物のような空間変わってしまうのだろうと思います。

　実は，この桜の木，それなりに大きく，そして毎年きれいに咲かせてくれているのですが，残念なことに，これで見納めです。整備工事の関係で花が散ったら伐採されるそうで，残念で仕方がありません。造園，ランドスケープに携わっている者として，成長し，元気でいる木が切られるのは，言いようのない気分になります。木の成長には時間がかかりますが，切るのは一瞬です。ランドスケープの仕事は，20年，50年，100年先を考えての仕事になります。せめて，このソメイヨシノの切られた後の空間が，学生たちにとってもよい空間になり，そのデザインが長い年月に耐えられるよう願わざるを得ません。