2013/10/30

府大から眺めた叡山

 私のいる棟の屋上から叡山を眺めた風景です。この北山キャンパスは府立植物園や賀茂川が隣接し,そばには五山の送り火の「妙」や「法」も見られる場所に位置しています。写真のように建物の屋上から見ると,緑の中にあるキャンパスだと実感します。構内には,木々が多くあり,大きなキャンパスではありませんが,樹木の存在が大きく,豊かな空間を作り出してくれています。また,近接している植物園の木々や賀茂川の並木など,緑の空間としてはとても良いものを作り出してくれているのです。

 写真のように遠方に見える叡山の存在は,キャンパス内でも庭の借景のように見ることが出来ます。北山キャンパスの環境の要素の中でも,緑はとても重要な存在です。ケヤキやナンキンハゼ,タイワンフウなど,季節感を作り出す木もたくさんあります。クスノキのような常緑樹もあり,四季を通じて落ち着いた緑地環境を作り出してくれています。ランドスケープ,造園を学ぶ上で,中々良い環境じゃないだろうかと,これらの木々を見ていつも思います。研究対象である鳥も多くこのキャンパスでは見られます。鳥にとってもそう感じているのか,鳥種も多種多様に見られるのが,この場所の特徴です。鳥についてはまたいずれ記述しようと思います。
 
森の中のようです
五山の一つ,「妙」が見られます




2013/10/21

大阪万博公園での授業・緑化見学


 学部の演習の一環で,大阪吹田市にある万国博記念公園の自然文化園へ今年も行ってきました。小雨が降ったり止んだりで,あいにくの天気であったのですが,逆に来園者がいつものように多く無く,授業しやすい環境でした。いつものようにソラードでの見学を終えて,ビオトープの池に行くと,今年はカワセミが見られました。人が少ないので,のんびりとした感じが何とも良い感じでした。いつみても美しい羽をもつ鳥で,学生の皆さんも驚かさないように,そっと撮影していました。私のカメラは,しっかりした望遠を持つ一眼レフではないコンパクトなので,この写真が限界ですが,それでも何とか撮影できました。
 
 万博公園は,鳥類調査で講義とは別に継続的に訪れますが,来る度に思うのは,豊かな自然環境が復元してきているということです。99年から調査に参加させてもらっていますが,それからだいぶたっていてもどんどん生態系が変わってきている,それも悪い方向ではなく良い方向に推移している気がします。これからも,出来るだけ講義などで現場で活用できればとつくづく思います。

ソラードを歩きます。樹の観察に最適です

コバルトブルーの羽が綺麗です

2013/10/15

圓教寺塔頭庭園の調査

 姫路市にある書写山圓教寺には庭の調査で四年間ほど行っています。行くたびに復元は難しいなぁと思ってしまいます。現在,いくつかの明治に廃寺になった塔頭跡を回り,三庭ほど実測できるところを確認したところで,簡易実測だけをしています。今後,この庭を図面上でも復元できれば明治期の庭が見えてくるのではと思っています。

 今回は,山の中を歩くことが少なかったのですが,山の中は楽しい空間です。写真にはうまく映れないのですが,この2週間ほど前から夕焼けが綺麗で,写真を撮りました。このところの夕日の光が線のように見えます。きれいな夕焼けだと思いました。

夕方になりつつある時間帯での撮影です