2020/01/31

風蘭

 本学に努めてから10年ほど経ちますが,最初のゼミ生よりもらった風蘭がどんどん大きくなっていき,株分けしていくと10鉢以上になりました。今回は小さくしたものを植え替えて,約半年。ちいさい風蘭も落ち着いたようです。花はまだ咲きませんが,小さい風蘭もなかなかいいものです。

金魚の鉢

2020/01/06

賀茂川のコガモ

 賀茂川には冬になると様々なカモ類が飛来してきます。その中にコガモ(Anas crecca Linnaeus, 1758)もいるのですが,小型カモ類ながら非常に動き回りますので見ていて飽きません。つい先ほど,撮影したこのコガモは賀茂川河床部にある藻類などを採餌しているので,採餌行動が良く見られます。コガモは街中の公園の池などでも飛来したりと,私たちの身近な冬のカモ類です。

なかなか小さくて,かわいい鴨です。

2020/01/03

今宮神社拝殿の獅子と空間

 紫野にある今宮神社は,歴史を長くもつ神社であり,また,非常に広い範囲の氏子区域を持つ神社です。私の家もその氏子区域内に入るのですが,享保二年の京都御役所向大概覚書1によると東西では,堀川通から七本松通,南北では丸太町下る元離宮二条城辺りが南で,北山昇玄以通当たりが北の様です。さらに詳しくは,文献2)があり,なるほど大きく変遷してきたのだなと感じる所です。もっと調べると面白そうです。

 さて,普段は静かな境内も正月三が日と言う事で,だいぶにぎわっています。江戸初期に造成された拝殿(登録有形文化財)には,本社に向かって獅子が二頭おかれておりました。獅子が拝殿の中央に置かれていることで,この拝殿の場,空間に緊張感を与えている雰囲気を醸し出しているようです。本社への御参りの方たちの晴れやかで,にぎやかな雰囲気も,拝殿の中だけは空気感が違うようです。「場」の在り方を考えさせて頂けたと思います。
 こういった少しの環境で,これだけの効果を生み出すのは,今宮神社の境内だからともいえますが,それを外しても拝殿の空間性の凄さなのだろうと感じました。

1)岩生成一他 (1988) : 京都御役所向大概覚書 上巻,下巻 : 清文堂出版, 1050pp.
2)本多健一(2009) : 中世後期の京都今宮祭と上京氏子区域の変遷, 歴史地理学51(4), 1-22

獅子並ぶ

2020/01/02

冬季看蟷螂

 冬に蟷螂を見るとは思いませんでした。

冬季看蟷螂
蟷螂在寒天 我想蟲生存
蟷有强有力 与人类相同
给我们希望
冬の蟷螂

2020/01/01

年の始まり

 新年が空けました。新たな年の始まりです。昨年から家の暦は「故宮日歴」(故宮出版社)です。今年初めの元旦は,唐時代の「石十二支生肖之鼠」から開始です。こういった文物が残る故宮。時間を考える良い教材だと思います。これは,造園・ランドスケープにも繋がるものだと思います。時間を経た空間のデザインを考えるきっかけをくれそうです。

新年