2023/01/25

並ぶスズメ

 大阪の公園での鳥類調査の時に,公園に隣接する柵にスズメがきれいに並んでいました。スズメは私達にとって大変身近な鳥類で,私が最も好きな鳥です。動きや行動,見ていて飽きません。京都もそうですが,大阪でもスズメは結構な個体数が見られます。特に,巣が作り易そうな場所,昔ながらの建築が有ったり,電柱に使われているパイプの隙間だったりが多く確認できるところは多いような感じを受けます。また,冬季には採餌できる場,空き地でも草本が有ったりする場所や公園などに多く集まっています。今回のスズメは恐らく何方からかの採やり・・を待っているのかもしれません。寒い中で,羽を膨らませて空気をいれて,空気を温めながら待ち続けているような感じを受けます。

楽譜の様です


2023/01/17

南天と場

 新年に入りましたが,旧暦の春節の前。仕事の帰りに,大津市にある圓満院の名勝庭園を見たくて訪れました。三井の名園と言われる庭に行き,京都御所から移ってきた宸殿に向かいますが,その途中で南天を壺に活けているのを見ました。南天は,良く難を転じて・・・と言われる縁起の良い植物で,私は南天を寒い中で見ると,お正月を彷彿とさせてくれます。この寒い時期に赤い実を見せてくれる植物は幾つかありますが,中でも南天は良く目立つ植物ですので,意識が行ってしまうようです。庭園を見るために通る場で大壺に活けてある南天は,存在感を保ちつつも邪魔にならない雰囲気を持っており,とても良い雰囲気を醸し出してくれています。

 植物を活けるといった,ちょっとしたことで,その場の雰囲気が大きく変わります。空間をどう活用するのか,感性が大きく関与することにもなりますね。空間の場をどうするのか,景観を学ぶことの大きな点かと思います。

大壺と南天