2014/08/29

帯広のパブリックアート

 帯広の通りを歩いているとエゾジカのパブリックアートが有りました。歩いていて,何かいると驚きましたが,ブロンズのシカでした。思ったよりもボリュームのあるシカです。現在の季節は晩夏です。この風景が冬になるとどうなるのだろうと考えると楽しくなるアートです。

エゾジカが歩いているようです

2014/08/17

公舎の草刈と剪定

 大学公舎敷地内の草刈と樹木の剪定を進めています。草刈はエンジン式の草刈り機で,現在までに月1度の2度行いましたが,1週間も経たないうちにあっという間に草が生えてきます。植物の生長の早さは驚くほどです。あまりにも成長の早い草を見て,学部で畜産学を学んでいた時のように,ヤギやヒツジを活用するのはどうだろうか・・と考えてしまいます。

 樹木の剪定は,今までほとんどされていない状態でしたので思いっきり剪定を進めました。密な状態の樹木から疎林になるほどの剪定です。周辺に住まう方々より,見通しが良くなり,防犯や風通しも良いですねと喜んでくれました。ランドスケープは「造園」ですし,そういった点で緑地の管理は大切です。町中でこんもりする緑の公舎もいい感じでしょうが,見通しが効くようになることで,防犯といった点でも良くなるようです。

 ランドスケープは,生き物を相手にする仕事です。ですから,中々,管理が大変です。


草刈と剪定ですっきりです

2014/08/16

左京区での五山の送り火

 今年も五山の送り火をお参りしました。左京区から見る大文字は近いこともあり,「大」の字が大きく,炎がしっかりと見て取れます。この五山の送り火は,京都の四季を感じる瞬間の一つです。季節感はランドスケープの大切な要素。京都のランドスケープの中の「文化」として送り火は,重要な要素です。


炎が良くわかります

2014/08/15

京都の俯瞰

 愛宕山近くから眺める京都俯瞰,ランドスケープです。真中あたりに京都タワーがあります。糺の森や船岡山の緑が雲のように町の中にあります。自分の知っている京都の町も,まだまだ見るべき空間がたくさんあるなと思いました。

 この京都の町の通りや家屋の環境は,大戦中,他の主要都市のような大規模空襲*を受けなかったことが今の町並みに繋がっています。このことを考えると今日は終戦から69年,その時間の重さも実感します。

 * 昭和20年に西陣や東山,そして京都御所までも米軍機による空襲を受けています。

碁盤の町の京都です

2014/08/14

湖北の稲穂


 この時期,西日本各地では稲がたわわに実りだしています。湖北の稲穂も同じです。立秋が過ぎて,二十四節季では既に秋。季節に合わすように稲も稲穂が熟しだしてきています。稲穂の上にはナツアカネと思えるトンボ,もしかするとアキアカネかもしれませんが,飛来していました。

 まだ暑い中ですが,節季の上では季節が刻々と変化してきています。ランドスケープを研究し,学んでいくうえで季節感はとても大切で,奥深いものです。

瑞穂の国の稲穂

2014/08/13

竜山石採石場の植物

 大手前大学史学研究所主催の高校生向け科学授業の一環で,GISGPSなどの指導に行ってきました。その際,現場見学として竜山石の採石場の見学も同時に行いました。夏の暑い日差しの中,高校生たちも私たちも暑さで大変でしたが皆さん興味を持ってくれたようです。
 
 さて,竜山石の採石現場には,石を切り出した後が見られます。しばらく前に採石した後には,もちろん当たり前のように植物が生えてきます。草本類から樹木,色々と植生の遷移がみて取れるのです。パイオニア植物ですね。私たちが普段よく見かける植物が,採石の後に生えているのを見ると,水もあまりなく,栄養も無いような岩盤質であっても,しっかりと植物が生えてくることに感嘆します。写真のように平坦で少し土が残っている箇所には必ずといっていいほど草本系が生えてきて,暫くそのまま手が付けられていない場所になると,アカマツやアキニレなどの樹木が生えています。
 
 植物の環境としては良くない環境に見えるのに生えてきているのは面白いものですね。
 
採石場の植物たちです
 

2014/08/11

善光寺表参道の街路

 久しぶりに訪れて驚きました。街路がとても美しい状態になっていた事です。以前来た時も良い参道だと思いましたが,今回訪れて,街路樹や縁石,歩道に車道,灯篭など,美しく仕立て上げられています。訪れる人にとっても心地よい空間を創り出してくれています。

 表参道に連なる建築物についても参道に出来るだけ合うようにファサードが作られ,善光寺参道の美しい空間を創り出してくれているようです。

歩くと楽しい街路です

2014/08/10

小布施の栗の小径

 長野県の小布施は栗の産地です。栗を扱った和菓子や洋菓子など,栗の産地を活用した町づくりをされています。その中でも,小布施町並み修景事業で「栗の小径(こみち)」で使われている歩道は,伐採した栗材を加工し,歩道の敷石代わりとして活用されています。栗材は腐りやすいのではと思いましたが,しっかりと防腐などの加工されているようです。通りはしっかりと平坦に作られています。

 小道の中辺りは,凸凹した丘があるので,ハイヒールや車いすには不向きですが,それはそれで自然の素材を使っているからということと,その場の空間に合わせているからです。美しい公開空地のランドスケープだと思いましたし,町並みを美しくしようとしている修景事業として成功している事例と思いました。

 町づくりの中でもこういった取り組みをする事は,訪れる人にとって,ちょっとしたアクセントを感じてもらえるのではないでしょうか。


小道中の石
栗の小道