2013/02/26

光の春

 この時期の太陽は,とても明るく輝いていて,毎年ながら気分も明るくなり,1年の中でも好きな季節の一つです。光の春のこの時期は,ゆっくりとした時間が流れているような気もするのと,うつうつとした冬の曇天が一気明るくなるような気もします。

 研究室の私の部屋に置いてあるニレエノキの鉢も,部屋が暖かいからでしょう。もう芽吹いて若葉が出てしまっています。毎年,この時期には芽吹いているので,今年も,もうそんな時期になったと実感しきりです。


芽吹いています

2013/02/24

興福寺の花

長崎市寺町にある興福寺は,国内最初の黄檗宗の唐寺で,隠元さんが開祖になります。長崎の原爆にも耐えた本堂も素晴らしく,美しいお寺です。そのお寺の大門の中に入ったところに,備前の大壺に入れた松と,この時期に美しい花である梅が生けられていました。

 草本を生けるといった行為は,来訪者にとって気分を変える良い点景となります。大門から入るときにこの備前の大壺の生けられた花と緑の空間を見ると,気持ちが柔らかくなる感じを受けます。寺院といった宗教空間の凛とした空気感が,この生け花によって敷居を低くする効果を作り出していると思るのです。

 ざくっと入れただけの植物の大きな効果ですね。


青空と映えます

2013/02/23

長崎燈会

 長崎市で長崎ランタン祭りが,24日まで開催されています。春節の時期に行われるこのお祭りは,長崎の冬から春に向かう風物として町に根付いています。博多在住中は何度も来ていましたが,2年ぶりに長崎に来れて,やっと見ることができました。このお祭りは,とても素晴らしい取り組みだとつくづく思わざるを得ません。町の中の一体感が,都市の計画や都市の活かせ方をどのようにするのか,その良い視点を示した,貴重な事例です。

 もともと長崎に住みたいと思っていた気持ちがあった私ですので,判官びいきの所はあるかもしれませんが,それを除いても素晴らしい取り組みだと強く思います。

 長崎の楽しい側面を一面に出した町の取り組みの成功した例だと,何度も来て実感します。何度,訪れても飽きないお祭りです。来年もぜひ見に来て,その進化を見てみたいと思います。

Nagasaki lantern festival

2013/02/22

福岡の公園

 福岡市東区にある元寇防塁跡の公園があります。ちょうど福岡市営地下鉄貝塚駅から馬出九大前駅の間あたりです。この公園は,以前住んでいた家の近くにある公園なので,日々よく見ていました。この公園のデザインは,非常にシンプルではあるのですが,とても空間の使い方がよい公園の一つだと思っています。

 今回,公園の調査を兼ねて再度,見てきました。やはり何度見てもその単純な構成がよい公園だと実感しました。小さな公園ですが,光る公園だと思います。

筥松の公園


2013/02/18

ミモザの花

 ミモザは初春の花です。家に生けてあるこの花は、部屋を明るくしてくれます。この花を見ると以前住んで働いていた博多をいつも思い出します。2月後半から3月下旬にかけて、唐人町にあった咲き誇ってくれる大きなミモザ木を思い出します。

 初めて博多に住んだとき、職場へ行く途中にそのミモザを見て、朝から気分が良くなったことを思い出しました。見るだけで元気になれる花木です。そして、私が博多で住んでいる間、毎年綺麗に咲いて楽しましてくれた花木です。博多の職場を辞めて、町をを出払うときも、その咲き誇るミモザを最後に見ました。ミモザが見送ってくれたような感じを受けました。

 九州を出て、数年経た3月に、博多へ再び行く機会が有り、どうしてもそのミモザが見たくなって、つい唐人町の地下鉄駅を降りて、見に行きました。残念なことにそのミモザの木が切られ、切り株だけが残っていました。何とも言いようもないさびしい気持ちになったことを思い出します。

ミモザの花はきれいです

2013/02/09

北大路大橋の雪


 夜になってだいぶ雪が積もってきました。大橋も雪化粧です。この時期の京都は、雪が降り、昼ごろには解けていることが多いです。春に近づいている感じも受けます。

雪がどんどんと積もっていきます

2013/02/08

松の剪定


 京都の西陣界隈のお寺にある松の樹です。頭頂部の枝を中心に強剪定されています。一つの景観を作っているような気もします。

頭頂部の枝と地面が水平です