2014/02/26

光の春・賀茂川の川面

 この時期の光の色合いが私にとって好きな季節のひとつです。2月のこの「光の春」の時期は,これから春に移るまでの少しの期間である中,時折射すような光の加減が何と表現していいのか,私は「よい」と思うのです。

 今朝は,そのような光の春の情景が北大路大橋から眺める賀茂川で見られました。朝靄がかかり,少し暖かく,賀茂川の中にいるカモ類たちものんびり動き回っておいる光景は,気持ちの良い朝の情景です。
 
あかるい川面です

2014/02/15

長崎のランターンのイベント

 今年は,214日で終了した長崎ランターンフェスティバルのイベントは,博多で住んでいた時からほぼ毎年訪れていますが,とても素晴らしいイベントだと思います。街中がランターンで彩られる。また街の多くの人もそれに協力している。こういった街を盛り上げる取り組みやお祭りは,街そのものの様々な価値を高めるものだと思います。もちろんその負の面もあるでしょうが,それを超える正の面が大きいものと毎年見て思います。

イベントを一過性の参加で終わらせないよう,次につながるように努力されているなと長崎のランターンフェスティバルの開催状況を見ると実感します。このランターンを開催するために,準備が相当に大変だと思いますが,毎年続くことをつい期待してしまうのです。

 街づくりは難しいものです。街そのもののハードだけではうまくいきません。そこにいる人の力がとても大切になってきています。また,伝統文化に対しては継続性,変化を求めないのも大切ですし,今までやってきたことだけを継続的に進めていくのが悪いものもあります。ケース・バイ・ケースで対応することが必要で,その変化に対する寛容さも必要です。ランドスケープ・プラニングを指導する中で,ハードとソフトの可能性がとても大切だといつも実感するのですが,これといった答えが見つからず,なかなか難しいものです。 

長崎のランターンフェスティバルはその中でも大きな意味を見出せそうなイベントだと思っています。

昼間のランターンもきれいです

2014/02/11

長崎のスズメ

 長崎市内で見かけたスズメ(Passer montanus)は非常に羽艶がよく,ぷっくりとしていました。なぜこんなにふくふくしい感じを受けるのだろうかと思っていましたが,よく見ると黄色い物を食べています。近づいてみてそれが「カステラ」ということが分かりました。ちょうどカステラ屋さんの前だったので,納得です。

カステラは,とても美味しい食べ物で,私も好きな食べ物です。カステラは卵黄とお砂糖が入っている食べ物ですので,スズメの羽艶が良くなるはずです。人もそうですが,疲労回復や栄養には必須アミノ酸がたっぷりとある卵黄と,熱量に変わる糖分としてお砂糖があることで,長崎のスズメはぷっくりとしているのでしょうね。

 スズメは人の住むところに依存した鳥類です。日本各地の色々な食材によって,スズメの羽艶や栄養状態も変わってくるのだろうと考えると,興味深いと思いました。

カステラとスズメ