2011/07/15

祇園祭

 京都の夏らしい風景と云えば、色々とありますが、その一つに祇園祭があります。各鉾や山が町中に出回り、それぞれが、文化財としての価値も高い装飾を華やかに見せています。夜の中で、コンチキチンとのお囃子の音が流れる中、鉾や山を見ながら、京都らしい夏の風物を楽しんでいる人も大勢いると思います。また、直接京都の町衆の文化やそれを維持してきた文化財的な装飾に触れられる良い機会でもあるのです。

 祇園祭を始めてみたのは、小さい子供のころですが、意識してみるようになったのは、大学院生の頃からです。それまでそんなに意識をしていなかったのは、鉾や山の装飾について、単に「きれい」といった事しか意識をしていなかったからでしょう。街の中にこういった文化財が見られること、街の文化や歴史を引き継いでいくうえで、とても大切なことだと感じています。

 写真は、函谷鉾です。毎年ここで粽を頂きます。素晴らしい緞通と美しい鉾の装飾、お囃子の音につられて最初にここで頂いてから、毎年ここで頂くようになりました。

函谷鉾