2011/08/22

日本家屋の障子と廊下

 先週末の2日間かけて、広島にある私の曾祖父の家の大掃除をしてきました。先月に続いてです。まず今回は、障子の紙の張り替えをしてきました。12枚張り替えた所でさすがに疲れました。半分も終わっていないのですが、張り替えた障子をはめ込んで見ると、部屋が明るくなりました。

 壁の補修や漆喰の補修もしてきましたが、左官屋さんの大変さがよくわかりました。見ているのと、自分でするのは大違いだと実感しきりです。壁塗りは、思ったよりも難しい。綺麗にできないのが、やはり素人です。

 ただ、廊下と柱の清掃は、綺麗にできました。廊下や柱の材そのものが、油抜けしたようでカサカサでした。埃や塵を掃除して、軽く水拭き後、すぐに乾拭きし、乾燥したのちに油を引いて、さらに乾拭きし、磨いていきました。祖母に聞いたことが有るのですが、昔は床を糠で磨いていたそうで、黒光りだったようです。日本の家屋は手をかけると、きれいになっていきます。今の新しい建築も良いのですが、「手をかける」ことで面白くなっていく建築物は、手入れのし甲斐が有ります。ただ、掃除に頑張りすぎて、次の日には筋肉痛になってしましますが・・・。

張り替えた障子紙と廊下