2011/08/10

鴨川下流域での鳥類調査

 鴨川と桂川合流点の区域で、鳥類調査を院ゼミ生が進めています。鴨川流域の鳥類の総合的な調査を進めている所ですが、下流域の鴨川は、若干緩やかな流れになり、今日は、サギ類が数種見られました。途中、釣りを楽しんでいる人やジョギングをしている人などを見かけると、この河川が市民に親しまれている河川だなあとつくづく思います。

 鳥の調査は、こつこつと進めていきます。すぐに数字のデータが出るわけではなく、生き物の調査には、近道などありません。また、自然を相手に調査を進めることから、天候も問題になりますし、ある程度の期間の調査が必要になってきます。調査の結果得られたデータから、どういった環境や場所でそのような鳥類が生息しているか、逆に、こんな鳥類がいたので、ここの環境は良い環境かもしれない…といったように、鳥類を指標として調べていきます。生き物の調査は、面白く楽しいのですが、その後のデータをどう扱うのかが問題です。

 とはいえ、調査で鳥を見るのは楽しいものです。私たちの身の回りにもさまざまな鳥が見られます。ゆっくり見渡すと色々な種類の鳥がいることに気づくはずです。ぜひ、身の回りの鳥たちを見てみて下さい。たぶんですが新しい発見が出来て、楽しいと思います。

鴨川下流での鳥調査