2011/11/24

半木の森と半木神社

 京都府立大学の横にある京都府立植物園の園内には、「半木の森(なからぎのもり)」があり、上賀茂神社の末社の半木神社のお社もあります。この森は、植物園が出来る以前より存在し、シイやカシの大木が見られる空間です。ここには、初夏になると毎年、アオバズクが営巣し、雛を育てています。大きな木の存在が、鳥たちにとっても良い空間を作り出してくれているようです。

 半木の森の存在は、この下鴨のエリアの歴史を見せてくれています。古い写真にもこの地の写真が残っており、そこには、しっかりと半木の森が映し出されているのです。その当時の古写真では、こんもりとした半木の森と農地の風景だけだったのが、今では、植物園として周りも緑が多く植樹されており、植物園としても欠かすことのできない森の空間になっています。

 大学の横にある植物園と半木の森は、できるだけ授業で活用したい場所の一つです。

森とお社