2011/11/04

学部での見学・万博公園

 府大の学部生の講義の一環で、吹田市の万博公園へ演習を行いました。万博公園は自然再生の森を進めており、今年で約40年経ちます。このフィールドは、ランドスケープの講義や演習には十分すぎるほどの素材を持っています。学生の頃からこの万博公園の鳥類調査をしてきましたが、目に見えるように鳥類の生態も変化してきています。また、万博の森も豊かになり、多様性が豊かになっているのを実感します。大都市の大阪近辺でこれだけ豊かな生態系が一から構築されてきたことは、万国博覧会閉会後の計画がしっかりとされていったからと思います。

 ランドスケープを考えるときには、長いスパンで考えていきます。一年や二年で作り考えられるような空間は、自然相手ではうまくいきません。それを提示してくれているようなフィールドです。

ソラードを通って樹木観察です