2011/11/06

神戸旧外国人居留地の犬と場

 神戸の旧居留地にある大丸東入口に犬が2頭、寝そべっていました。閉店間際の大丸の出入り口あたりになぜかおとなしく寝ていました。どこかに飼い主さんはいるのだろうと思いますが、通る人は一様に驚いています。私もこの光景に驚きました。もしかすると飼い主の方がデパートへ買い物に入ってしまい、この子たちはそれを待っているのかもしれません。繋がれていない犬がいることに、犬が好きでない人にとっては、驚愕されたものと思います。私は犬が好きなので、あまり気にはならなかったのですが…。

 街の中で、犬のいる周りのそこだけ空気の流れが少し違うような気がしました。慌てて足早に動き出している人たちも、彼らを見かけると、すこしだけ歩みが緩やかになり、その場の空気の流れが緩やかに、そして優しい流れになったような、そんな感じがしました。空気の流れだけではなく、その場の色も少し変化しているように感じました。空間の色を表現するのは難しいのですが、濃い色というより、すこし淡いような感じの色が、デパートの淡い光源と相まって広がっているような気がしたのです。

 少しのアクセントの存在が、その場を大きく変えるかもしれない、すこし面白い光景だたっと思います。


写真を撮られています