2011/10/28

京都八坂の交差点

 八坂神社から見る四条の通りです。京都らしい景観の一つです。八坂神社は、観光地としては有名ですし、国内外の観光客の人たちにいつもあふれています。この八坂神社の門の両側には青銅製の獅子が睨みを利かせています。二頭の獅子の雰囲気が、この交差点に欠くことのできない要素を生み出し、通りへの重厚さを醸し出しているようです。

 街中の景観要素を丁寧に見ていくと、様々なものが見えてきます。写真では中々表現が難しいものですが、スケッチなどの絵を描いていくとその要素が急に見えてきます。「観察」してそれをそのまま描くというより、描くものが色々なベクトルで増幅されていくのかもしれません。

 ランドスケープデザインをするのに、スケッチなどの絵を描いていくことは大切です。観察することが、新たな要素を見いだせるきっかけにもなり、その空間の良いところ、悪いところが見えてきます。これからランドスケープを学びたいみなさんへは、ぜひ「観察する」大切さも身に付けてほしいと思います。

夕刻の八坂界隈