2011/10/11

烏丸御池の街路樹

 烏丸御池の街路樹の中に、樹皮が真っ白のスズカケノキがあります。京都では二段階剪定をしていますが、この場所にあるスズカケノキは、今までとおなじ一回剪定をされているのです。この横には、ユリノキがあり、それらの樹には、まだ葉が付いています。烏丸通りのスズカケノキは、この時期、完全選定されているのですが、この木だけ樹皮がきれいにはがれてしまい、真っ白で、なんとなく変な違和感を覚えました。

 この木のある横は、建築工事されており、白い防音板で囲っていることから、白が際立って樹木にも映ってくるのです。ここだけが浮いたような空間を持っていることは、面白い光景です。街の中の空間を見ていくと、面白いものが見えてきます。単に意図してされている訳ではないのでしょうが、思わぬ構図が、街のアクセントになる場合があります。街路樹木の面白い例です。

樹皮の綺麗なスズカケノキ