2011/10/02

西宮市の景観樹林保護地区

 教えに行っている大学の構内に西宮市指定の「景観樹林保護地区・大手前大学林」があります(最初は「大手前女子大学林」だったそうです)。面積は、約0.08haあり、大学出入り口にこんもりと樹林が残っています。市街地内にこういった樹林が残っていることは、夙川の街並み景観や自然環境にとって貴重な緑のポテンシャルです。この樹林は、この地区の美観を損なわせない、よい緑の空間の事例でしょう。

 大学の周辺にも緑が多く見られ、近くの神社をはじめ夙川公園のような大きな緑の空間も街中で見られます。これは、この街に住む人にとって良い環境を創出していることと言えるのではないでしょうか。特に、大学構内に樹林地が残っていることは重要な点で、今後とも継続的に残っていく担保が高く、学生や周囲の人だけではなく、生き物にとってもとても良いものを醸し出していると云えます。街中の公共的な空間に緑の空間が残っていることは、これから大切にしていかないといけないものだとつくづく感じます。

大手前大学林