2011/12/27

蘇州の街・屋台の風景

 訪れていた蘇州は、気温がとても低く、京都の1月ぐらいの体感気温を感じました。日没前に街中を歩いていたからかもしれませんが、とても寒いのです。そんな中、屋台の光景が目に留まりました。といっても、中国ではごくふつうにみられる光景ですし、とりたてて珍しい光景ではありません。面白いなと思ったのは、いろいろな食材を使った串が並んであり、それをフライにして食べる屋台を見かけたからです。一串、1元から2元ほどで簡単なファーストフードが食べられます。

 若い人も、ご老人も関係なく皆さん楽しんで食べていました。こういった風景を見ると、人の楽しさはその屋台が作り出しているのではなく、その周りの空間も大きな要素になりうるのだと実感します。大気の温度や日没までの時間、歩いている人、街路樹や道路の広さ。何が最も大きな影響を与えているのか分かりませんが、いろいろな要素が空間を形作り、風景を作り上げているのだと思いました。

屋台で素材を揚げています