2011/12/26

高崎のお菓子 ラスク

 高崎の友人よりお菓子を送ってくれました(いつもありがとう!)。私としては、いろいろな意味で、思い出深く、おいしいと思っているお菓子です。最初にチョコ掛けのラスクを食べたとき、おいしい思い、何度か買おうかと思っていたのですが、関西や博多ではお店に多くの人が並んでいたので、買うことを断念していました。というのも私は並ぶのが苦手であるからです。並ぼうかと思うこともあるのですが、やはり恥ずかしくて列に並べませんでした。

 実は、このお菓子、妹が3年前に神戸にて入院していた時、おやつで食べているときに「美味しいおいしい」と言ってよく食べてくれていました。実際、その時、私ももらって初めて食べてみて、「おいしいねえ」と妹と話をした記憶が今でも鮮明に残っています。このお菓子は、単なるラスクかもしれませんが、私にとってはとても思い出の深いお菓子の一つです。

 食べ物の記憶は、脳裏に残るものだと思います。味覚のなせる業かもしれません。人の感覚には、「五感」があります。その五感の中でも「味覚」という感覚は、いろいろな情景と重なって思い出に残るものかもしれません。その時食べた味と、病室の窓から見えた神戸の港の明るい風景は、私の頭の中からいつもオーバーラップしてきます。そして、その時の気温も思い出させてくれるのです。人の記憶は、あいまいなものも多くあるのですが、その反対もあるのだと、つくづく思いました。

大熊猫とのコラボ