2021/12/01

植物園温室

 京都府立植物園では12月の上旬までモミジのライトアップとして,夜間の入園ができます。併せて,温室も入館できるのですが,昼間見る温室と夜間見る温室は全く異なった表情を見せてくれます。ここの温室内には,興味深い植物がたくさん植えられています。カカオやバナナなどの産業植物は定番かもしれませんが,バオバブやアアソウカイ,そして何よりもキソウテンガイといった植物は,不思議な植物たちです。そういった植物たちを間近で見られるのは,凄いなと思うところです。大学隣接する京都府立植物園は,府大生や教職員も自由に入れる施設なので,とても良い生きた教材の宝庫です。ランドスケープを志す学生にとっても植物の名前を覚えるのにこれほどいい施設はないと思います。

 さて,写真の温室は建築としてみると,やはり面白い構造物です。湿度や気温などを調節する必要もありますので,開閉構造を作り上げています。宇宙船のような感じを受けたり,バイオームのような施設を受けていたり,見る人にとって色々な感想がある建築と言えるのではないでしょうか。

 ちょうど南の空に明るく見える木星も輝き,建築物が宇宙船の様に見えてしまいます。

宇宙船みたいです