2013/12/22

バングラデシュの鳥・アオハナドリ


 今,生活させてもらっている所のチッタゴンは,丘陵地ということもあり,緑豊かな空間が階層的に広がって見えます。実際,ここに暫くいると緑豊かな環境だと実感します。緑が多いのは,行政による緑化促進も一役買っていますが,それだけではなく,この土地に緑そのものが生えやすい土壌や気候を持っているからかもしれません。緑が多いことから,マンションの屋上にも様々な鳥類が飛来してくれています。これは,マンション屋上に緑を置く風習があるからのようです。緑のパッチをそこかしこに街の中へ作っているような感じですね。ですからマンションから眺めるだけでも十分な野鳥観察もできる環境になっています。

 そういった中で,アオハナドリ(Dicaeum minullum),英語表記ではPlain Flowerpeckerという鳥類を見かけました。マンションの屋上に置いてある樹木などへ止まったり,コンクリートの上に行なかなかよく動き回っています。この鳥のの生息場所は,ミャンマーや東南アジアなどといわれています。ここチッタゴンはミャンマーとの国境に近いこともあって生息しているのでしょうね。

 大きさは9cmほどと,こちらのガイドブックには書いてありますが,さほど大きく感じません。動きはメジロに近く,頻繁に行動しています。特に,樹木の中に入ると動いているのは確認できますが,保護色がとても効いている鳥類だと感じました。中々かわいらしい鳥です。


動きが早いので撮影が大変