もう一つは、門の内側から外側を見出す際、その新たな空間の予感と新たな時間を作り出す可能性を持ちます。窓も同じ感覚を持ちますが、基本的に出入りするものではないと考えると、門と窓との違いは大きく分かれてきます。窓での視覚的なもの、門では視覚的なものから、さらに加えて、体感的なものが付加されてくるのです。門の在り方は、ランドスケープとして重要な要素です。空間を見る、空間の線を見る際、とても重要な要素になってきます。
写真は、京都西陣にある雨宝院の門です。
雨宝院の門を内側から見ています |