2012/01/19

圓教寺の追儺式

 姫路の圓教寺で追儺式を見させていただきました。この鬼さんには角がありません。鬼ではなく、童子の化身だそうで、神様だそうです。私が撮影したものは、フラッシュをたかずに撮影しているので残念なのですが、良くわからない写真と思います。この行事、本堂である摩尼殿を全て締め切り、外の光を入れないようにして、暗闇の中、1時間ぐらい神様が踊りを舞います。非常に幻想的な光景で、これからも見させていただきたい行事のひとつです。

 幻想的な光景であるはずなのですが・・。参拝客の中で、撮影のためのフラッシュが余りにも多く、デジタルカメラのフラッシュの彩光に目をそむけてしまいましたし、光の多さで少し気分が悪くなりました。懐中電灯を不用意に使う人もいて、せっかくの行事も興醒めしてしまうことが残念な点です。

 毎年、写真撮影でフラッシュが多くなっているそうです。文化や歴史に対する一人一人の気持ちの持ち方なのでしょうね。文化や歴史を大切に考えているのかが、見ていてよくわかる行動が、最近多いような気もします。個人と公共といった点を深く理解できれば、より良い歴史が蓄積されていくのだろうと思いますし、考えることで、自分の行動も諌めれるのではないかと思います。私も気を付けなければと、思いました。こういった行事をいつまでも続けて見させてもらえるように、見る方もよくよく見方を考え、対応する必要がありますね。

赤い童子さんです