2015/06/19

厦門の空間 2 夕方の光景

 国立華僑大学の裏側にある旧集落は,少し農村的な雰囲気を残しており,田舎のような風景です。この土地は大学の土地だそうなので,いずれなくなる光景です。前回の「建築とのせめぎあい」で書いた場所になります。

 この時期の厦門の気候は,日本でいえば8月初旬の瀬戸内のうだる暑さに何となく似ています。私の田舎の瀬戸内の島の夕方や神戸の西区の丘陵地の夏の夕方とどことなく空気感が同じだなと思いました。日中の暑さから,夕方の色の景色が徐々に変化する感じと,日中の暑さから夕方になり,少し土から蒸散するような感じの土のにおいが,なんとなく懐かしいような空気感を醸し出しています。

田舎の空気感です