紫竹院は,明時代の万暦5年(1577年)からの由来ある公園です。清時代,頤和園に向かう休息所としての役割もあったそうで,長い歴史があると感じます。園内は竹が多いのが特徴ですが,私が見たときに思ったのは,かつて住んでいた福岡の大濠公園となんとも似ている景観なのだろうかと思ったことです。偶然なのか,大濠の方が真似ているのかわかりかねるのですが,北京で懐かしい風景を目の前にしたことが不思議な感じでした。
この公園は,市民の方々の憩いの場であり,ジョギングや散策,語らい,湖上遊覧,釣りなど色々な光景が見られます。町中の公園として非常に貴重かつ,重要な役割をしているのだと実感しきりです。北京の初日に良い公園を視察できたともいました。
この所,中国へは年に何度も来ていますが,中でも北京は年ごとに緑の空間が増えているのを実感しています。公園の緑の活用もその一つでしょうが,とても意欲的な緑化行政が垣間見えます。日本との比較をしながら,講義で話したいとこの現場を見ながら思いました。
大濠公園に似ています |
高層建築が残念ですね… |