2012/07/22

賀茂川の光景


 北山キャンパス横の賀茂川は、調査地や演習地として最適な空間です。現在の賀茂川は先だっての豪雨の跡が残りつつも、しっかりとヨシなどの植物が生えだしています。この時期、植物の生長著しいのが特徴で、豪雨でのダメージもあまり感じさせません。赴任した4年前の時には、集中豪雨などの変化はあまりなかったのですが、昨年と今年、意外と多く遭遇しています。昨年は賀茂川の堤自体が決壊して、氾濫してしまうのではないかと思うぐらいの大雨でした。今年はまだそこまで来ていませんが、それでも多量の雨には、昨年を彷彿とさせます。昨年と違う点は、短期時間で集中的に雨が降ることが特徴でしょうか。

 この時に、賀茂川の生物たちはどうしているのだろうかと、北大路大橋から濁流を見ていつも思います。濁流が終わるとちゃんと生物はそこにいるのを見ると、上流から流されて来たのだろうといつも考えます。流されないのもいるのだろうかと、つい考えてしまいますが、中州やヨシの根の間に避難しているぐらいしか思いつかず、結局よくわからないままです。


穏やかな時の賀茂川風景です