2012/07/15

神戸郊外での大学の野外演習


 神戸の西区伊川谷は、私が院生のころからのフィールドです。今回は、大学の演習で、伊川谷へ行きました。環境デザイン学科と史学科の1回生を連れて都市近郊農村の空間を実体経験的に見てもらい、また太山寺の鎌倉期の国宝の本堂なども見学しました。建築を学ぶ学生が多いので、勉強になったともいますし、史学を学ぶ学生にとっても歴史空間を見ることが出来たと思います。

 特に、太山寺周辺には環境省の重要地域Aに挙げられている「太山寺コジイ林」の原生林があるので、学生の皆さんには、そちらの空間を是非、注目してくれればと思っています。見た目は何の変哲もない緑のこんもりとした空間ですので、それだけでは中々興味を引かない山だと思われます。授業で写真を見せたりしていたのですが、なかなか実感的にわかないものでも、実際に目にするとまた感覚が変わってくると思います。こういったことは、フィールドに出て学ぶ良さといえますね。

本堂の中は涼しいです