2013/11/22

府立植物園での講義

 ランドスケープに関する講義をしているのですが,ここ数日,特に今日は講義室に閉じこもるのはもったいないぐらい,あまりにも天気が良かったので,急遽植物園へ行くことにしました。キャンパス横に府立植物園があるということは,この大学の大きな財産だとつくづく思いますし,学生にとっての生きた学習素材がいつでも見られる,学べられるのはとても幸せな事だと思います。

 植物園で,造園の話をしつつ,せっかくなので盆栽と植物について話をしました。植物園内の北西部に盆栽を置いている場所があるのをご存知でしょうか。端なので,いかれない方も多いかもしれませんが,興味深い盆栽も多く展示されています。

 ここでは,盆の中になる樹木と地植えの同一の樹木を見てもらうことで,植物のデザインの面白さなどが,実物を通して少しは理解できたのではないかと思いました。実際には,ケヤキの盆栽と,地植えのケヤキの樹幹の違い,大きさの違い,樹齢についてなど,観察することで,デザインの楽しさ,ランドスケープに樹木を使用するときの感覚が身について,学べたのではないかと思います。

盆栽は見ごたえがあります