2022/01/03

上七軒のお正月光景

 新年に入り,上七軒を散歩がてら通りました。上七軒の近所の北野天満宮さんは非常に沢山の参拝客で,迂回しての移動です。コロナ禍の中,多くの人が参拝される光景を見るのは,2年ぶりです。人が余りにも多いので参拝はあきらめましたが,上七軒では人込みも無く,穏やかに歩けます。ただ,人よりも車が通るのが多いですが,車道ですので致し方ありません。

 花見小路通や一年坂,産寧坂も同じですが,景観を考えて地下にライフラインを埋設されているので,すっきりとした景観が見られます。無電柱化事業です。また,石畳でもあるので,そういった点では景観に配慮した空間を維持されていると思います。京都の街中について,電線等を地下埋設に順次進めたいと市は言っていますが,中々進まない中でもピンポイントで景観上大切なところから進められています。予算が掛かりますが,どこまで進めていくのかも興味深い所です。

 街の中の景観は一長一短では構築できないもので,街に住まう人,使う人の醸成によって構築されて維持されていきます。そこに風習や文化などといった,時間のデザインで作り上げられていくものです。難しいものではありますが,長く続けられる景観であった欲しい所です。

人は少ないです