2021/11/01

堀川通の街路樹景観

 この時期の堀川通はイチョウが中心ですが大変美しく色づいていきます。晩秋に入るころには黄色の景観が見事です。特に中央分離帯に植えられているイチョウは剪定を緩やかにしているので,樹形が美しい木が何本かあります。基本,街路樹は遠征住民の方々の生活や街路を使用する方々,車を乗っている方々に向けても,「剪定」は必要です。落ち葉の量が多いことによる家屋へのプレッシャーや人が雨露と落ち葉で滑ったりすることもあります。また,車の信号機を隠してしまう街路樹も有ったりするので,管理は必要です。落枝もありますね。自然災害による倒木の倒壊を防ぎ必要もあります。

 問題点は色々と出つつもそれを超えられるような利点も多いのです。季節感の創出と緑による心理的緩和,周辺の大気の環境改善,生物多様性への寄与。それだけではなくたくさんあります。

 米国では i-Tree によって数値化され,街路樹の重要性も出していす。我が国ではどうでしょうか。最近では東京・千代田区では,数値化を出している例もありますし,京都でも数値化をした研究事例もあります。私も堀川通の数値化を進めていますが,公表には,まだもう少し先になりそうです。研究者としてスピード感も必要ですが,私の研究は遅々として進まず,少々情けない所です。

堀川寺之内です