2022/06/19

初夏の恵庭と北海道大学

 三年ぶりに対面での造園学会大会開催でした。シンポジウムは恵庭市,ポスター発表などは北海道大学で開催され,やはり訪れて良かったと思いました。会場の恵庭市は来週から花を中心としたガーデンフェスタ(ガーデンフェスタ北海道2022)が始まるため,町の通りのいたる所に花が植えられており,来訪者を待ってくれているかのようです。また,初夏の北海道大学は芝生の緑やハルニレの葉が爽やかで,とても気分のいい空間を作り上げてくれています。

 構内には,シマエナガやミヤマカケスなど北海道特有の生き物も見られ,キャンパスの植物空間が生物の生息環境を作り上げてくれています。この時期,梅雨のない北海道と言う訳だけではなく,鳥にとっての繁殖期でもあることから,躍動感の見られるのかもしれません。構内の道歩くとプラタナスの綿毛がふわふわと飛び,幻想的な光景も見られます。またバラなどの花も見ごろの時期を迎えている様は,ちょうど本州から1か月ずれたことを実感させてくれます。

 構内には川もあり,日本の大学でも豊かな環境を作り上げているようです。小川を見た時には,長期研究の際にお世話になった厦門市の華僑大学のキャンパス内の小川を思い出しました。キャンパス構内に水辺が有る環境は豊かだなあと思ったのです。同じように,北京市の清華大学も緑が多く,そして庭園があり,環境の豊かな大学でした。この二つの大学と,北大構内とがオーバーラップしました。キャンパスの整備や設計デザインにとても参考になる大学だなと感じました。

道も緑陰が綺麗です
芝生が美しいです
小川が有っていい雰囲気です