水は造園,ランドスケープデザインにおいて,大変面白い素材です。水の流れは同じ形状が無いものです。だからこそ面白いのでしょうね。中でも水の流れを見ると,その最たるものだなと感じます。水の動きによって,光によって,風によって,気温によってどんどん変わっていきます。この川底の線の造形もそうですが,素材として活用したくなる気持ちが良く分かります。そういえば,身近な京都での寺院の庭や,私の好きなイサムノグチの作品にも水が多様に使われていますし,そういった作品を眺めているといつも同じではない,完璧さではないものの楽しさが見えてくるようです。
川の水が落ち着くと線が出来ます |