2016/01/27

糺の森とイカル

 冬の寒い時期に入ってから,糺の森には多くの鳥類が観察されやすくなりました。ニレ科やアサ科植物の葉が落ち,疎林状態だからこそ観察しやすいのですが,現在,大径木ではクスノキが半分ほど占められ,繁茂していることから,徐々にニレ科やアサ科植物中心であった糺の森本来の形にはなっていないのも残念な事です。

 毎日見ている糺の森ですが,ここ最近はイカルの大群が押し寄せています。昨年も多かったのですが今年はそれ以上,2倍以上増えている感じがします。今は500羽から400羽程度いるのではないでしょうか。落ち葉の上をカサカサ動き回り,採餌に必死です。観察してみると,人が動けば大変警戒するもの,じっとしていれば意外と近くまで採餌によっても平気なようです。かわいらしい鳥です。

糺の森での発掘現場とイカル