2014/02/15

長崎のランターンのイベント

 今年は,214日で終了した長崎ランターンフェスティバルのイベントは,博多で住んでいた時からほぼ毎年訪れていますが,とても素晴らしいイベントだと思います。街中がランターンで彩られる。また街の多くの人もそれに協力している。こういった街を盛り上げる取り組みやお祭りは,街そのものの様々な価値を高めるものだと思います。もちろんその負の面もあるでしょうが,それを超える正の面が大きいものと毎年見て思います。

イベントを一過性の参加で終わらせないよう,次につながるように努力されているなと長崎のランターンフェスティバルの開催状況を見ると実感します。このランターンを開催するために,準備が相当に大変だと思いますが,毎年続くことをつい期待してしまうのです。

 街づくりは難しいものです。街そのもののハードだけではうまくいきません。そこにいる人の力がとても大切になってきています。また,伝統文化に対しては継続性,変化を求めないのも大切ですし,今までやってきたことだけを継続的に進めていくのが悪いものもあります。ケース・バイ・ケースで対応することが必要で,その変化に対する寛容さも必要です。ランドスケープ・プラニングを指導する中で,ハードとソフトの可能性がとても大切だといつも実感するのですが,これといった答えが見つからず,なかなか難しいものです。 

長崎のランターンフェスティバルはその中でも大きな意味を見出せそうなイベントだと思っています。

昼間のランターンもきれいです