2019/07/18

大阪での鳥調査と緑視感覚


 博士在籍ゼミ生の調査に行きました。彼は大阪市内の公園において,網羅的に鳥類調査をしています。大阪は大都市です。その大都市中心部では緑が思ったより少なく感じます。実際,大阪中心部での緑は少ないものの,屋上緑化や街路樹,街区公園,ちいさな神社の木々など見渡すと「みどり」そのものは多く目にすることが出来ます。人が見る緑の量の割合を「緑視率」といいますが,緑視率ではなく,大阪は「緑視感覚」といった感じで見た方が面白いのではないかと考えています。確実的な緑の割合は写真を撮って測ることによる緑視割合です。人の目はそれだけではなく,感覚的なものも何となく含まれる「あいまいさ」を加味してもいいのではと思う所ですが,余りにも科学的ではないので難しい所ですね。
 今回は鳥の調査ですが,様々な鳥が思ったよりも見かけられます。大阪はまだまだ潜在的な『生態系「感覚」』があるような気がしています。ここでいう「感覚」はあいまいですが・・。これから科学的にゼミ生が鳥を使っての都市の環境を見てくれていく中で一緒に何か導き出せれたらと思う所です。


都市の中のポケットな緑